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2006年 09月 20日

穂高

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5時30分始発のバスに乗り込み上高地に入る。
体調気力とも十分。
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横尾まで2時間。
自転車でも来れそうなフラットな登山道。
先行者は一人。
この方はかなりのハイペース。
聞けば林業関係者。
鍛え方がまるで違う。
一緒に行きましょうと誘われるも、ついてはいけない。
穂高_e0068873_1554658.jpg
涸沢近くで体調不良。
飛ばしすぎたのか、頭が痛い。
心臓バクバク。
軽い高山病。
ご年配のご婦人に声かけられ、同行する事になる。
スローペースだが、これが良かった。
見えている山を全て教えていただき会話が弾む。
体調回復。
体は現金だ。
穂高_e0068873_1554221.jpg
涸沢ヒュッテでは荷揚げ作業が行われていた。
ヘリはラマ。
いつも見る機体とはずいぶん違う。
軽く、パワーがありそうだ。
一日中ローターの音が聞こえた。
穂高_e0068873_1555849.jpg
白い岩肌、ナナカマドの赤、ダケカンバの黄色のコントラストが見事で、日本一の紅葉と称される涸沢。
本格的な紅葉までもうすぐ。
ただし、紅葉のシーズンになると、物凄い人出になると聞く。
穂高_e0068873_15543523.jpg
気圧の影響タッパーの上蓋が閉まらくなっていた。
今回持参した食料はカロリーメイト8個。
軽量化したためだが、やはり味気ない。
ご婦人にミカンなどを頂く。
穂高_e0068873_15555221.jpg
ご婦人と別れ、一気にザイテングラードから涸沢岳(3103M)に登る。
上高地から7時間。
奥穂岳や奥穂岳山荘が見える。
穂高_e0068873_15561769.jpg
北に目を移すと槍が見えた。
このときは本当に嬉しかった。
穂高_e0068873_15564944.jpg
幅1メートル弱?の布団。
これが与えられた個人のスペース。
夜は鼾の大合唱で一睡も出来なかった(たぶん)。
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充実した夕食。
山の話が弾む。
富士山100回登った66歳になるご婦人。
あまりにも疲れすぎて、夕食が食べられなかった60代の男性。
積年の夢をかなえるが為、体を鍛え槍から縦走してきた50歳になる楽器作りの職人さん。
山をはじめて2年で槍から縦走してきた32歳の男性。
山歩きは得意だが、岩登りは苦手とおっしゃる52歳の林業関係者。
西穂からテントを担ぎ、槍まで縦走すると言っていた20歳くらいの若者。
年に5回は穂高に登るという50代の女性。
いつかはと思ってはいたものの、槍から北穂まで縦走した写真に魅せられ、行動した40代男性。
一人一人の思いがある。
穂高_e0068873_15583329.jpg
西に沈む夕日を、これだけ長い時間見ていた事は無かった。
来てよかった。
今回の山登りは、今までの中で一番感慨深い。

by utinopetika2 | 2006-09-20 23:59 | Trackback | Comments(8)
Commented by biwakokayo4 at 2006-09-22 18:00
お天気に恵まれてよかったですね。
おかげでいながらにして、いい景色が見られました。
いつかは涸沢までくらいならいけるかなと思っていますが、きれいですね。
これに雪が降ったら三段紅葉ですね。
でも、本当に良かったですね。
私はいびきに耐えられなくて気分が悪くなりそうです。(笑)
Commented by sakusaku_fukafuka at 2006-09-22 22:01
こんばんは。
そちらもやっぱり天候に恵まれて素晴らしい穂高岳を楽しまれたようですね。
やはり槍ヶ岳には感動しますよね~
苦労が報われた!って自分も思いました。
涸沢岳からの北穂高岳と槍ヶ岳が素晴らしいですね。
かつて涸沢岳から北穂高岳まで縦走したことを思い出しました。
最後の一枚、笠ケ岳に沈む夕陽が美しいですね~
Commented by utinopetika2 at 2006-09-23 19:38
biwakokayo4さん
今回は天候にも恵まれ、とても有意義な山行でした。
涸沢はいい所ですね。
ゆっくり歩けば6時間程度でいけるはずです。
紅葉のころ出かけてみたいですが、仙台からだと遠いですね。
鼾には困りましたが、緊張して為か、登山には影響ありませんでした。
Commented by utinopetika2 at 2006-09-23 19:41
sakusaku_fukafukaさん
「徒然」を拝見して登る事を決意しました。
軽量化に徹しましたが、ザイテングラードでバテバテでした。
これからも宜しくお願いします。
Commented by hamabou1 at 2006-09-23 20:30
素晴らしい夏休みになってよかったですね。
伝わってきます。
Commented by utinopetika2 at 2006-09-24 20:23
hamabou1さん
この日の為に一ヶ月間、準備をしてきました。
充実した夏休みでした。
もう来年の事を考えています(笑)。
Commented by leviathan05 at 2006-10-01 14:24
山小屋の食事もおいしそうですね。
サービスが整っていると、食料やシュラフを担がなくてもいい分、軽量化できて助かりますね。
(私は、体力が無いので、特にそう感じます ^^; )
最後の雲海の夕陽の写真、すばらしいですね。
Commented by utinopetika2 at 2006-10-04 21:11
leviathan05さん
山小屋なくて、今回の山行は考えれれませんでした。
沢での野宿はかなりこなしましたが、3000メートル稜線でのテントは経験した事がなかったからです。
北アは見るもの全てが感動でした。
天気にも恵まれ、初対面の方とも仲良く楽しめました。
3000メートルで見た雲海は、登った達成感もあって、思いも一入でした。


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